リレンザに即効性がある理由

リレンザは世界で初めてインフルエンザの特効薬として開発された治療薬であり、日本でも認可されてインフルエンザの治療現場において有効的に使用されています。
治療薬というのは、ほとんどが錠剤やカプセルが主となった経口薬が主となっており、その他の剤形はあまり見られることはありません。
しかし、リレンザは吸入型という特殊なタイプで、ディスクと呼ばれる薬剤を詰めたシートと、専用の吸入器を使用して吸い込むようにして服用します。
有効成分であるザナミビルは、そのほとんどが消化管から吸収されることがないため、粉末を吸入するという形で投与するようになっています。
吸入するとウイルスの主要な感染部位である鼻、咽喉の粘膜にザナミビルが吸着し、そこから数十秒で直接的に到着します。
成分の一部は吸収され、血中濃度は1.7時間程度で最高値に達しますが、尿の中に未変化体として排泄されます。割合は8~15%であるため、全身には作用せずに影響が少ないことから、副作用の心配もあまりないとされます。
実際に効果を発揮するのは吸入してから数十秒なので、錠剤のように経口投与して吸収、血中に溶け出して効果を発揮する内服薬とは大きく異なります。
作用機序としては、その他の抗インフルエンザウイルス薬と同じもので、効果も大きな違いはないことから、内服薬との優位性は決められませんが、即効性のある分だけ予防にも適していると言えます。
しかし、インフルエンザは気管支に影響がでて、呼吸が困難になることも多いので、吸入も難しくなり効果が発揮できないことも少なくありません。
特に小さな子供では扱いが難しいことから、吸入が困難となるため、誰もが気軽に使用できるものとはなっていないようです。

★リレンザを服用して安静にゆっくり休むことが大切
インフルエンザの治療期間中の注意